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2014年6月4週号 若い世代に魅力伝えたい
2014-06-01
■かんきつ加工 
 水野 美奈子さん ― 上天草市
 
 【天草支局】「若い人のかんきつ離れが増える中、少しでもかんきつ類の爽やかな風味を知ってもらいたいと思い始めました」と話す、上天草市大矢野町の水野美奈子さん(50)。今年4月に1次加工品作りを中心とした加工品工房「みずの果樹園」をオープンした。美奈子さんは、夫の武晴さんとともに「パール柑」や「河内晩柑」など6品種を栽培。「温暖な気候と青い海に囲まれた天草の、安全で安心なミカン作りを心掛けています」と話す。
 冷凍パール柑のむき身(パック入り)や晩柑果汁、晩柑ピール、ゼリー、シャーベット、三柑ジャム(パール柑、晩柑、不知火)などの商品を製造販売している。「中でも2月に収穫した完熟パール柑のむき身は、爽やかな風味と程よい酸味がマッチしています。あっさりしていて夏場に人気がありますよ」
 地域の高齢化で果樹生産者が減少している中、加工品の需要が増えれば若い栽培農家も増えるのではと期待している美奈子さん。「今は出荷先が業者やケーキ屋さんなど1次加工品としての販売が中心です。7月からホームページを開始し、一般消費者向けの販売も行っていこうと思っています」と話してくれた。
(吉村望・髙尾公宏) 
 
 問い合わせ先
みずの果樹園
電話番号 ・・ 0964-56-2154
ホームページ ・・・ http://mizunokazyuen.com/
 
2013年7月2週号 輝いてます
2013-07-01
■農家の皆さんからいい刺激
 冨野 志穂梨さん ― 山鹿市
 
  【鹿本支局】「人と接することが好きで、笑顔を忘れず接客しています」と話す、冨野志穂梨さん(23)。JA鹿本の鹿本町支所に勤務している。
 体を動かすことが好きで、週に2、3日スポーツジムに通い、バドミントンやプールなどで汗を流す。
 休日は友達と買い物やドライブしたり、地域のイベント、職場のスポーツ大会にも積極的に参加している。
 理想の男性は「気を使わず、ずっと笑ってられる楽しい人がいいですね」と笑顔で話す。
 農業については「暑い時も寒い時も、毎日一生懸命働いておられる姿を見聞きすることで、私もこのくらいで負けては駄目だと勇気づけられます。仕事に取り組む姿勢などでも刺激を受け、とても勉強になります」と話してくれた。
(宮村重信)
 
2013年6月4週号 輝いてます
2013-06-01
■日本にとって農は財産
 那須 美波さん―美里町

 【宇城支局】那須美波さん(22)は4月から美里町役場住民課砥用庁舎の総合窓口係として勤務している。
 「明るい笑顔とあいさつ、一言一言に思いやりの気持ちを込めて対応することを心掛けています」と美波さん。
 休日は、友人たちとスポーツ観戦に出かけるのが楽しみ。ロアッソ熊本の熱心なファン。「彼と一緒にスポーツ観戦デートなんてすてきですね」とほほを赤らめる。
 美波さんの実家は兼業農家。「外国産に比べ、国産の農作物はおいしさも安全性もやはり違いますね。日本の農業、守るべき財産だと思います」と話してくれた。
(藤本智也)
 
2013年5月4週号 輝いてます
2013-05-01
■農業の勉強に一生懸命
 有馬 和さん ― 八代市
 
 【八代支局】JAやつしろ本所営農部に勤務する有馬和さん(18)。今年4月に社会人になったばかりで「高校生活とは全く違う雰囲気なので戸惑っていますが、周りの皆さんが優しいので、楽しく仕事をさせてもらっています」と話す。
休日は、車で出掛けるのが楽しみ。免許を取って日が浅く、あまり遠出をしたことがないことから「阿蘇へドライブに行ってみたい」と和さん。
 将来の夢は、25歳までに結婚して、楽しい家庭を持つこと。
 「これから頑張って料理が上手になりたい」
 八代はトマトの産地。「私もトマトが大好きです。農業のことはまだ詳しくないですが、これから一生懸命勉強したいです」と、営農担当としての意気込みを笑顔で話してくれた。
(村上和子・藤瀬雅也)
 
2013年4月2週号 耕作放棄地を再生
2013-04-01
■期待のIターン就農者
 
 【鹿本支局】新たな土地へ移り住み就農する「Iターン」と呼ばれる新規就農者が、近年増加傾向にある。サラリーマンとして働きながら、子供のころから家庭菜園などを通して農業に魅力を感じ続けていた川原輝大さん(34)は、県境を越えて山鹿市鹿北町荒平地区で新規就農を果たし、耕作放棄地の再生に力を注ぐ。

■地域の理解と協力を得て
 生産部会に参加し技術取得
 
 「大きなクリ、立派なタケノコが収穫できた時はうれしいですね」と話す川原さん。山鹿市鹿北町荒平地区で、耕作放棄地の再生に取り組んでいる。
 福岡県筑後市のサラリーマン家庭に育ち、農業に縁のなかった川原さん。幼いころから家庭菜園で野菜を育て収穫することが楽しく、将来は農業で生計を立てたいとの思いが生まれたという。31歳の時に耕作放棄地のことを知り、その耕地を借り受けようと、就農を決め会社を辞めた。
 しかし、農業経験が全くない川原さんに農地を貸してくれる農家はなかなか見つからず、ようやくたどり着いたのが鹿北町だった。260アールを借り、タケノコ、クリ、ナスを昨年から生産している。
 地域の人は、農具を無償で提供したり、堆肥作りを教えたりと支援を惜しまない。河原さんは「農業経営は思っていた以上に難しく、諦めかけたときもあったが、地域の人や行政、農協の励ましを受け、続けることができた」と振り返る。各生産部会にも参加し、技術の習得に余念がない。
 同地区の鬼塚睦夫さん(55)は「増加の一途をたどる耕作放棄地は、単に耕作面積の減少だけでなく、イノシシ害の増加などの問題を生んでいます。川原さんのようなIターン者が果たす役割は大きいですよ」と期待を込める。
 今後の計画は「家族が安心して生活できるように、収入を安定させたいです。知識や技術を早く習得し、規模拡大を図っていきたいですね」と意欲的だ。
(牧野かよ子)
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