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熊本県農業共済組合
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11月号

 

2016年11月号

2016年11月号
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11月2週号 魅力ある経営を

両親のもとで今年就農

一作一作を丁寧に

 

 【熊本市支局】「就農したばかりで、分からないことばかりです。しつこいほど質問するので、父は少し嫌がっているかもしれません」と笑顔で話すのは、熊本市北区植木町の牧野公紀さん(31)。大学卒業後、7年間銀行に勤務していたが、新規就農者支援制度を利用し、今年4月から就農した。
 
父の技術を受け継ぎたい
 就農のきっかけを「銀行で、多くの方と出会い、話をしている中で、形として残る仕事をしたいと思うようになりました。実家の農業も、農地や技術が形として残っているので、受け継がないと、もったいないと思いました」と話す。
スイカの後作を研究中
 実家では両親が、スイカ120㌃、水稲160㌃を栽培。そのうち、スイカ10㌃、水稲40㌃を公紀さんが担当している。4月の熊本地震の影響もなく、無事にスイカ、水稲ともに収穫することができた。通常、スイカ収穫後には、メロンを植え付けるが、今年は試験的にカボチャを植え付けた。「夏の暑さなどで、納得のいくカボチャはできませんでした。植え付け時期や、栽培方法など研究が必要ですね。カボチャと共に、同時期植え付けの、ナスやキュウリなどにも挑戦したいです」と意欲を見せる。
 農業を始めて、一番の喜びを、子どもたちとの触れ合う時間が増えたことという公紀さん。「農作業は、同じ姿勢での作業が続くこともあり、体力的に疲労はありますが、銀行勤務時代に比べ、季節を感じることができ、気持ちにゆとりができました」。
 2歳になる長男の新くんは、言葉がはっきりしてき「以前はカボチャのことを『ポチャポチャ』と言っていましたが、最近はちゃんとカボチャと言えるようになりました。こうやって少しずつの成長が間近で感じられ、うれしいですが、『ポチャポチャ』と言わなくなるのは寂しい気もしますね」と話す。10月には、次男の豊くんが誕生し、より一層、賑やかになった。
 今後について、「スイカ以外の作物栽培にもチャレンジしていきたいですが、まずは父の姿勢を見習って、一作、一作を丁寧に作り、体に技術を覚え込ませていきます。来年は、今年よりも、よい作物ができるように頑張ります」と話してくれた。
(佐野賢)
 
11月4週号 人を呼び込みたい
物産館の食堂でそば提供
人を呼び込みたい

【宇城支局】下益城郡美里町の物産館「よんなっせ」の食堂で、そばを提供している中川とみさん(64)。自身で栽培した美里産100%のソバ粉を使用したそばは、売り切れてしまうこともあるほど好評を得ており、熊本市や八代市など遠方からのリピーターも多い。

 

■放棄地を借りて

 夫の政司さんは、水稲90㌃を栽培しているが、自身は農業に携わったことがなかった中川さん。ソバ栽培を始めたきっかけを「6年前に、阿蘇の友人から『畑がないから、作ってほしい』と頼まれ、一握りのソバの種もらったこと」と話す。

 中川さんの畑は、町役場の近くにあり、ソバ栽培を目にしたそば好きの前町長から「もっと栽培面積を増やして、店で提供してはどうか」と声を掛けられたという。同町は、高齢化に伴う過疎化が進んでおり、耕作放棄地を利用した町おこしの目玉となる特産物を探しているところだった。役場の紹介で耕作放棄地を借り、県の栽培指導員からソバ栽培の指導を受け、栽培面積を増やしていった。

 

自家産ソバを当日製粉
 4年前には、町おこしの目玉となる、100%美里産のそばを提供する物産館「よんなっせ」がオープン。物産館でそばを提供するにあたり、中川さんは、福岡にあるそば専門の教室に半年通い、ソバ打ちの技術や汁の作り方を習得した。「最初は、なかなか上手くできず大変でした。今では、『高級店よりもおいしい!』と言ってくださるお客さんもいらっしゃいます」と笑顔をみせる。中川さんの作るそばは、固めでコシのある麺が特徴。ソバ粉は、必ずその日の朝から臼で製粉する。

 

■二期作に挑戦
 栽培する品種は「春のいぶき」。西日本向けの品種で、生育日数が短く、降雨による品質低下も少ない。製麺時に、粘度が高く、香りがよいのが特徴だ。栽培当初は、春作のみの栽培だったが、好評につき秋作も追加した、二期作に取り組んでいる。栽培面積も200㌃まで増え、現在は、中川さんと知り合いの農家計2戸で栽培管理をしている。

 

そば打ち教室の開催も

 今後について「お客様の反応を見ながら、作付面積を増やしていきたいです。申込者が10人以上集まれば、そば教室も開催しています。これからは、秋ソバの収穫が始まりますので、ぜひ新そばを味わいに、いらっしゃってください」と話してくれた。

 

▽美里物産館「よんなっせ」美里町畝野632-5、☎0964-48-1221
▽営業時間 午前9:00~午後5:00(そばの提供は午前11:00~午後3:00)
▽定休日:木曜日


(内田真也)

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