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熊本県農業共済組合
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10月号

 

2016年10月号

2016年10月号
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10月2週号 結束が継続の鍵

農家女性が直売所運営して26年

結束が継続の鍵

 

 【球磨支局】「ここの野菜はおいしいの」と常連客の声が聞こえる「人吉市中林直売所」。盆正月を除く毎日、新鮮な野菜等が直売所に並び、手ごろな価格から昼前にはほとんどの商品が売り切れる。

 

手ごろな価格設定

年2千万を売り上げ

 同直売所は、1990年に中林地区のタマネギ農家の女性が集まり活動を始めた。「栽培したタマネギを市場に出しても安かったので、自分たちで値段を決め販売を始めました」と新村千代子代表(66)。当初は、地区内の駐車場の一角で無人販売をしていたが、現在は同地区の鉄工所跡で50代~80代の会員8名で店舗販売をしている。中には親に続き2代目という会員もおり、会員同士の仲の良さが26年も続く秘訣となっている。

 

会員が交代で店頭に

顧客の声を報告会で共有


 営業開始時間は午前7時。店には、会員や地元の人が栽培した旬の野菜が並ぶ。多くの商品が一袋100円という手ごろさから開店前から列ができる盛況ぶり。年間2千万円以上売り上げる。10年以上通う常連客は「皆さん仕事がきれいで、ずっと通っています」と話す。同直売所は、会員以外も出品することができる。「少量からでも出せるので、高齢者の方や小規模栽培の方も出品しやすいです」と新村代表。営業時間の午前中は会員が交替で店に立ち、午後からは地域の女性をパートとして雇用している。「朝から店に立ち、お客さんと触れ合う中で要望等を聞いています。そして午後からは本業の畑仕事をしていますよ」。閉店後の17時には、会員全員集まり報告会を兼ねたおしゃべりの場となっている。

学校給食にタマネギ提供

 同組織は、直売所だけでなく01年から人吉市学校給食センターにタマネギを供給。04年からは、親子によるタマネギの植え付け、収穫体験の食育活動も実施している。昨年、長年の直売所経営や地域貢献活動が認められ「熊本県農業コンクール大会・食と農部門」で優良賞を受賞した。
 今後について新村代表は「ここは地域の憩いの場ともなっています。そのため、今後カフェスペースや近くに温泉が通っているので足湯を作り、より充実した場にしていきたいですね。これからも、みんなで仲良く笑顔で楽しみます」と話してくれた。

■人吉市中林直売所
■営業日時:毎日(盆正月を除く)午前7時から午後4時

(平田和仁・濱田紗矢香)

 
10月4週号 オリーブに魅せられて
オリーブに魅せられて
 
【天草支局】「自分でも何か事業をお越し、地域の雇用を創生したい。そして、大好きな故郷に少しでも貢献したいと思ってオリーブ栽培を始めました」と話すのは、天草郡苓北町都呂々でオリーブ80㌃、水稲14㌃、タマネギ、ジャガイモなどの野菜類25㌃を栽培する福田健治さん(57)・由利子さん(57)夫妻。健治さんは、12年前に長年勤めた地元の養殖会社を退職。その後、郵便配達業務をしながら実家の農業を手伝っていた。しかし、8年前に恩師からの言葉に後押しされ、2009年に200本の苗木を植え付け、オリーブ栽培を始めた。
 
休耕地を改良 7品種植栽
葉の栄養に着目 茶の開発も
当初は、仕事とオリーブ栽培の兼業だったが、大切に生育管理した甲斐があり、オリーブの果実を収穫できるようになり、オリーブ栽培に専念するようになった。「今思うと、オリーブ栽培を妻に反対されるのではないかと思い、なかなか切り出せないでいました。それでも思い切って話したら『二人で一緒に頑張ろう』と言ってくれ、その言葉が私の夢の第一歩だと思っています」と健治さん。
 4年前には、初めてオリーブオイルを絞ることができた。その時のことを「あの感激とオリーブオイルの味、そして香りは忘れられません」と話す。当時、福田さん夫婦は、オリーブ栽培に関する情報を求めようと、週末を利用し、九州中のオリーブ栽培の先駆者農家を訪れた。「皆さん、きさく栽培管理や販売の情報を教えていただき、感謝の気持ちも大きく膨らんだことを覚えています」と当時を振り返る。
 現在は、休耕地となっていた農地を改良して7種類270本を3箇所の農園に植え付けている。また、今年からオリーブ葉に含まれる豊富な免疫力素材と抗菌、抗ウイルス作用などの効能に注目して「オリーブ茶」の製造販売を始めた。安心安全を常に念頭に置いているため、葉を採る樹と、果実を採る樹は、別々に管理している。
 「ありがたいことにお客様の口コミで注文数も増えており、『飲んだら体調改善した』との声もいただいています」と由利子さん。オリーブ茶パックは、地元の産直市場や空港などの土産物店で購入することができる。
 
部会設立して仲間と研究
 今後について、「今年は、大
雪や少雨で厳しい状況ですが、これから果実の収量を増やしたいですね。また、今年7月から苓北町内のオリーブ農家で『オリーブ部会』を立ち上げたので、オリーブの可能性について仲間とともに研究していきます」と話してくれた。
(道田正弘・田口政志)
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