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2016-01-25T11:53:13+09:00
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2015-08-01T00:00:00+09:00
8月4週号 栽培から製茶・販売まで一貫
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<h3>■緑茶をもっと身近に</h3>
<div> </div>
<div> 【上益城支所】「小さいころからお茶に囲まれてきたので、お茶の仕事も身近で、就農は自然なことでした」と話す富澤堅仁(とみざわけんじ)さん(33)。高校卒業後は野菜茶業研究所金谷茶業研究拠点などで修行し、生産や機械、販売を勉強。2006年から実家に戻り「お茶の富澤」4代目として茶作りに取り組んでいる。<br />
<br />
熊本空港近くの高遊原台地で約3.2ヘクタール栽培している茶の品種は「やぶきた」「おくみどり」「おくゆたか」「さえあかり」の4種類。父の一行さんと2人で圃場の管理・摘採・製茶を行う。<br />
</div>
<h3>■有機JAS認定へ 基本の土作り徹底</h3>
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<div> 「茶栽培に当たって一番気を配っていることは、基本となる土作り」と富澤さん。最近では化学肥料をなるべく使わず、自然に近い無農薬の栽培に試験的に取り組んでいる。また、農薬や化学肥料に頼らず、土の本来の力を引き出す地力栽培への切り替えも視野に入れ、有機JASマークの認証取得を目指している。<br />
4月末から6月末は、一番茶から二番茶の収穫期で最も忙しくなる時期。「朝5時半から翌日の朝5時までかかることもあります。徹夜の時期は疲労との闘いですね」と話す富澤さんの表情はすがすがしい。この表情の源については「お客さまの笑顔、ありがとうの言葉」と話す。</div>
<div> </div>
<h3>■青年会の仲間と力合わせて<br />
先進地視察や消費者向け教室も</h3>
<div><br />
上益城茶業青年会に属し、仲間と勉強や茶の審査会などを行う。先進地視察に他県へも出向き、良いところを取り入れ、さらなるスキルアップに励んでいる。茶の入れ方教室の他、インフルエンザの時期には、うがい茶の提供なども青年会で行っている。<br />
お茶の富澤では、新しいチャレンジとして加工品にも力を入れている。きっかけは、県の「魅力ある熊本のお茶づくり支援事業」。企業と共同して茶葉を使った「くまもとのお茶 まるごとドレッシング」(平成25年優良新商品賞獲得)を開発した。茶葉のドレッシングは全国的に見ても珍しく、県内では初めてだったという。<br />
「当初は千本程度売って終わりだろうと思っていた」というが、いろいろなメディアに取り上げられたこともあり、右肩上がりに売り上げを伸ばしている。今年は新商品を日本茶アワードに出品する予定だ。<br />
今後について「農業生産法人にして雇用を生み、地域に貢献したい」と富澤さん。茶業界が低迷している中「自分一人がもうかるのではなく、業界全体が盛り上がっていけるよう取り組んでいきたい」と力を込める。<br />
また「お客様のライフスタイルに合った、安全・安心な商品作りや、その先の飲み方などをプロデュースしたいですね。緑茶文化を海外にも発信していきたいです」と抱負を話してくれた。 (松岡一雄・園田純也)</div>
<div> </div>
<div style="text-indent: 10em"> <strong style="font-size: 16px">取扱店</strong></div>
<table style="border-top: #999 2px solid; border-right: #999 2px solid; width: 50%; border-bottom: #999 2px solid; margin-left: 5em; border-left: #999 2px solid">
<tbody>
<tr>
<td style="padding-bottom: 0.3em; padding-top: 0.3em; padding-left: 0.3em; padding-right: 0.3em">
<div><strong>お茶の富澤惣領店</strong><br />
FAX : 096-286-5566 <br />
<br />
<strong>工場</strong> <br />
電話 : 096-286-2231 <br />
FAX : 096-286-5941</div>
<div><br />
<strong>ホームページ </strong><br />
<a target="_blank" href="http://www.ochanotomizawa.com/">http://www.ochanotomizawa.com/</a></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
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2015-08-01T00:00:00+09:00
富澤さんが教える「究極の緑茶」のいれ方
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<div>①大人のこぶし大の急須に大さじ2杯の茶葉を入れる<br />
②かち割り氷を急須のふちからはみ出るくらい盛る<br />
③冷蔵庫に一晩置いて、氷が溶ければ出来上がり<br />
④湯のみに少量ずつ数十回に分けて、最後の一滴まで注ぐ<br />
<br />
<strong>《ポイント》 </strong>氷を使用し、茶葉をゆっくりと開かせることがポイント!甘くてまろやかな味わいが楽しめます。</div>
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2015-08-01T00:00:00+09:00
8月2週号 新品種への挑戦も視野に
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<h3>■スモモ、ブドウなど果樹多品目<br />
栗山 幸太さん・トシ子さん 山鹿市</h3>
<div> </div>
<div>【鹿本支局】「多品目の果樹を栽培しています。9月末までは、スモモやブドウの収穫に忙しいですね」と話す、山鹿市鹿北町で果樹栽培を営む栗山幸太(くりやまこうた)さん(74)。<br />
80アールの圃場で、スモモ5品種、ブドウ5品種、柿4品種、ウメ3品種、雑柑(ざっかん)5品種とキンカン。また、別圃場50アールで「ぽろたん」などクリ4品種を妻のトシ子さん(67)と栽培している。<br />
栗山さんは以前、JA熊本果実連に勤務しながら、ミカンとクリを栽培していた。57歳で退職したことを機に果樹園を整備し、スモモをはじめ多品目の栽培にチャレンジした。「知人からの意見と助言を参考に、新しい品種の栽培に取り組みました。果樹試験場や振興局などにも通い、試行錯誤の経営でしたね。常緑果樹の知識はありましたが、落葉果樹については日々勉強でした」と話す。<br />
</div>
<h3>■収穫サイクルを考慮して</h3>
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<div> 現在は、作業分担と収穫サイクル・収入確保を考え、収穫を毎月行っている。5月の収穫が手薄だった7年前に、かんきつ「なつみ」を栽培開始。「天草などの暖かい地域とは異なるため、収穫できるか心配でした」と栗山さん。しかし、今では立派な果実が収穫できるようになり「もっと栽培を増やせばよかったと思っています」と笑顔で話す。<br />
スモモは、ヘタの付け根に雨水がたまらないよう、雨よけ棚栽培を実践。防除に気を使い、適期の果実だけを毎朝収穫し、その日のうちに出荷する。トシ子さんは「これからの時季は『太陽』という品種がお薦めです」と話す。<br />
今後については「規模拡大は考えず、消費者が求める安全・安心な果実を、新しい品種も取り入れながら作り続けたいですね」と笑顔で話してくれた。 (渡辺義勝・山下秀昭)</div>
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2015-07-01T00:00:00+09:00
7月4週号 吸気口付近にクーリングパッド
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<h3>■牛舎内は5度ほど低く<br />
野村 康生さん - 宇城市</h3>
<div> </div>
<div> 【宇城支局】「この時季に気を付けたいのは、暑熱による牛へのストレスですね」と話す、野村康生(のむらこうせい)さん(39)。家族とともに経産牛80頭、育成牛50頭を飼養している。<br />
暑熱による牛へのストレスは、発情の見落としや人工授精後の着床率の低下などにつながり、繁殖成績低下の一因となることはよく知られている。<br />
野村さんは、10年前、老朽化した経産牛用の牛舎を新築。その際、既存の構造ではなく、暑熱対策を重視した。「トンネル換気を基本として、さらに暑熱対策を強化するためにクーリングパッドを設置しました」吸気口付近にクーリングパッドを設置することで、外気は水の気化熱で冷却される。これを大型換気扇10台で牛舎内へ引き込むことで、畜舎内の温度は外気温と比べ5~6度低下する。<br />
クーリングパッドの効果について「通常のトンネル換気以上の効果をもたらし、夏場の畜舎環境改善と牛へのストレス低減につながりました。牛だけでなく、人にとっても日中の作業が体力的に楽になりましたね」と野村さんは笑顔で話す。<br />
こうした暑熱対策により、年間を通じて安定した繁殖成績を保ちながら、産み分け用選別精液(sort90)を活用することで、計画的な規模拡大と後継牛の確保が図られている。また、野村さんの牧場では、ほぼ100%の未経産牛に黒毛和種の受精卵移植(ET)を行っている。「子牛の販売代金も酪農経営を支える大きな収入源の一つです。安定した収入は、安定した繁殖成績があってこそだと考えています」と話す。<br />
今後については「育成牛用牛舎についても、暑熱対策のとられた牛舎を新築することで、さらなる規模拡大と経営の安定化につなげられれば」と話してくれた。(福永晃・藤本智也)</div>
<div> </div>
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2015-07-01T00:00:00+09:00
7月2週号 農家の増収が第一
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<h3>■自社産・地場産野菜を加工<br />
流通・販売まで自分たちで</h3>
<div> </div>
<div> 【球磨支局】「手を加えれば、農業は収入を底上げできます。消費者の声が聞こえてくることが一番です」と話す、あさぎり町岡原の株式会社あさぎり・フレッシュフーズ社長の春永正光(はるながまさみつ)さん(63)。地域の農家と密に連携を取りながら、食品加工に取り組んでいる。</div>
<div> あさぎり・フレッシュフーズは、2009年6月にあさぎり町の給食センター跡地を利用して設立された。従業員数は10人。加工する食材は、同社で栽培するタケノコや地元農家が作った野菜などだ。</div>
<div> </div>
<h3>■郷土の食に着目</h3>
<div> </div>
<div> 春永さんは、人吉球磨地域に伝わる多種多様な伝統料理や保存食に着目。郷土料理に詳しい義母・キイ子さんにレシピを伝授してもらい「キイ子ばあちゃんのつぼん汁」を商品化した。<br />
つぼん汁は同地域に伝わる郷土料理の一つ。祭りや祝い事などで作られ、深い壷に盛り付けて食べていたという言い伝えから名付けられている。地元産のサトイモやニンジン、ゴボウ、シイタケなど食物繊維たっぷりの野菜と鶏肉、こんにゃく、カマボコ、油揚げを使った醤油ベースの具だくさんの汁物料理だ。<br />
同社では、郷土料理を手軽に味わうことができるよう、レトルトパックに仕上げた。常温で6カ月保存ができる。他にも「筍炊き込みめし」「たけのこ母煮(かかに)」「柚胡椒(ゆずこしょう)」などを販売している。<br />
レトルトのつぼん汁は、14年7月に開催された、平成26年度熊本県農産物加工食品コンクールの「たけモン商品の部門」で金賞を受賞。全部門の中から一つだけ選ばれる「熊本県賞」も受賞した。15年2月に一般財団法人食品産業センターが主催した「平成26年度優良ふるさと食品中央コンクール」に県代表として出品し、ここでも食品産業センター会長賞を受賞している。</div>
<div> </div>
<h3>■町内の竹林を整備 景観保全と再生も</h3>
<div> </div>
<div> 12年に新たな取り組みとして「ふるさと再生プロジェクト しん竹りん」を結成。あさぎり町内の荒廃した竹林を整備し、①中山間地域の保全と美しい里山の再生 ②上質なタケノコ栽培――を目的に活動を始めた。<br />
多い日には一日6トン収穫されるタケノコは、すぐに皮付きのままボイル。皮をむいて細かい姫皮の部分を手作業で取り除く。この姫皮を取り除く作業(トリミング)が大変だという。<br />
加工した製品は、県内外の給食センターなどに出荷。「『残さずしっかり食べて、タケノコのようにグングン大きく育ってほしい』という愛情を込めてお届けしています」と従業員一同は胸を張る。<br />
春永さんは「農業の場合、天候と市場原理に収入が左右されます。しかし、原料としてではなく、調理・加工・パッケージングして出荷・販売すれば、市場への卸価格に左右されることなく安定した収入が得られます。一本化した生産・加工・流通では、中間コストも削減できるので、加工費や流通マージンなどの付加価値を生産者自身が得ることができ、農業自体を活性化できます」と話す。<br />
今後について「これからも農家の方の収入が、安定し増えるような仕組みをつくることができれば」と意欲的だ。(永田しず子・角村一隆)</div>
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2015-06-01T00:00:00+09:00
6月4週号 ブランド展開し街づくりを応援
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<h3>■熊本市中心街で養蜂<br />
熊本ハニープロジェクト</h3>
<div> </div>
<div> 【熊本市支局】「ミツバチが熊本の中心市街を元気に飛び回る、安全・安心な『蜂蜜』で街のイメージアップを図りたい」と「熊本ハニープロジェクト(長江浩史(ながえこうじ)代表=52歳、ほか2人)」は2013年に発足した。ミツバチは「環境指標生物」といわれ、生息分布によって、その地域の環境が評価される。<br />
同プロジェクトは、熊本市中央区の病院ビル屋上に巣箱5箱を設置し、蜂蜜を採取し始めた。今年は11箱に増やし、5月の大型連休から採取を開始。梅雨入り前までに205キロを収穫した。 ミツバチの行動エリアは、熊本城や市街地周辺。「蜂蜜は、そこに生息するさまざまな花から集められた百花蜜で『熊本城お城はちみつ』として販売しています。サラッとしていて、糖度は82度と高いです」と長江代表。<br />
これまで蜂蜜販売と同時に、蜂蜜を使用したケーキやアイスを製造。今年は、ミカン産地の河内地区の青ミカンと球磨焼酎をコラボレーションしたリキュールを製造し、「青みかんハニー」を6月6日から本数限定で販売している。<br />
長江代表は「熊本ブランドとして展開し、屋上緑化の推進や中心繁華街で採れた蜂蜜から広がる熊本の街づくりを目指しています。今後も農家と消費者との橋渡しに取り組んでいきます」と話してくれた。(竹下嘉広)<br />
<br />
</div>
<h3>問い合わせ先</h3>
<div> 「熊本城お城はちみつ」今木養蜂園 (電話 096-369-4195) </div>
<div> 「青みかんハニー」白岳伝承蔵 (電話 0966-32-9750) 、南酒店 (電話 096-354-2355)</div>
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2015-06-01T00:00:00+09:00
6月2週号 菊池の米にほれ込んで
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<h3>■ヒノヒカリを使って清酒<br />
地元NPO法人と力合わせて</h3>
<div> </div>
<div>【菊池支局】菊池市の(株)美少年(千堂敬一郎(せんどうけいいちろう)社長)は、2013年3月に閉校した菊池市立水源小学校の校舎を利用して清酒を製造している。千堂社長は「地元の米や水を使った安全・安心な酒を造りたいと思っていました。菊池は水がきれいで、米をはじめ農産物が豊富なことが、酒蔵を水源小跡地に決めた理由の一つです」と話す。</div>
<h3> </h3>
<h3> 株式会社美少年 - 菊池市</h3>
<div> </div>
<div>「使用する米は菊池産を」との思いから同社は、菊池市の農業振興や地域活性化に取り組むNPO法人「きらり水源村(岩崎良美(いわさきよしみ)理事長)」と米の売買契約を結んでいる。同法人が「美少年酒造原料米出荷者組合(緒方義行(おがたよしゆき)組合長)」を設立し地元農家に生産を委託。菊池市の水源・河原・迫間地区の契約農家23戸が減農薬栽培した575俵(平成26年産)を仕入れた。その米で、純菊池産の純米酒「清夜(せいや)」と純米吟醸酒「劍門(けんもん)」を製造している。</div>
<div> 「清夜」は第15回日本全国美酒鑑評会純米酒部門で準大賞を受賞。販売が始まっている。岩崎理事長は「6次産業化の一環としても、地元農産物に付加価値をつけ、農業振興・地域経済の発展に寄与しています」と話す。<br />
菊池の水はミネラルを多く含み、酒蔵周辺は寒暖の差が大きく上質な米が取れる。空気もきれいなため、清酒造りに非常に適している。「使用している品種は『ヒノヒカリ』で、酒米としては全国的に珍しいです。他の好適米に負けない味に仕上がっていますよ。やはり、うま味の多い良い米を使わせてもらっていることが大きな要因だと思います」と杜氏(とうじ)の水上弘童(みずかみこうどう)さんは自信を見せる。<br />
美少年酒造原料米出荷者組合では、本年産は800俵の出荷を予定している。また、(株)美少年からの依頼を受けて、きらり水源村では酒造好適米の「山田錦」を試験的に栽培するなど、新たな試みにも挑戦している。<br />
清酒を造る際、精米した白米に胚芽や溝が残っていると味に大きな影響を与えてしまうため、粒の大きな山田錦は清酒造りに適している。しかし、倒伏しやすく病害虫に弱いため栽培が難しい。岩崎理事長は「今年は山田錦の生産技術の確立を目指したい」と意気込む。<br />
千堂社長は「無理難題を言っているのかもしれないが、いろいろな提案や取り組みを受け入れてくださって、本当にありがたい。今後も共に前に進んでいきたい」と話してくれた。 (柏尾領)</div>
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2015-05-01T00:00:00+09:00
4週号 田舎の良さを味わって
http://www.nosai-kumamoto.or.jp/publics/index/70/detail=1/c_id=129/page129=2#page70_129_12
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<div><span style="font-size: 10.5pt"><strong>減農薬の自家産野菜や漬物などを提供</strong></span></div>
<div>
<div style="margin: 0mm 0mm 0pt"> </div>
<p style="margin: 0mm 0mm 0pt"><span style="font-family: Comic Sans MS"><span style="span: "> </span></span><span style="span: ">【阿蘇支局】直径20キロに及ぶ阿蘇外輪山のふもとにある食事処「菜の花」。阿蘇の雄大な自然の中で、阿蘇で取れた食材で作った料理を提供している。<br />
</span></p>
<p style="margin: 0mm 0mm 0pt"> </p>
<p style="margin: 0mm 0mm 0pt"><span style="span: "> 店主の田中英美子(たなか えみこ)さん(67)は「大好きな漬物作りと料理で何かしたいとずっと思っていました」と、60歳を迎えた年に長年勤めてきた家業の製材業を退き、自家産の野菜で漬物を製造販売する「なの花工房」をオープンした。漬物はあかど漬け、タカナ漬けなどで、昔ながらの製法のため防腐剤などは入れず、日持ちがしない。そのため、道の駅などの他店舗には置かず、直売しかしていない。漬物の商品化の道筋がついた3年前、娘の美恵子(みえこ)さんとともに食事処「菜の花」を工房のそばにオープンさせた。<br />
</span></p>
<p style="margin: 0mm 0mm 0pt"> </p>
<p style="margin: 0mm 0mm 0pt"><span style="span: "> 料理の材料は、英美子さんが作った野菜や自家製こんにゃく、阿蘇産の米。野菜は、牛に野草を与えている近隣の畜産農家の堆肥を使い、減農薬で作っている。<br />
</span></p>
<p style="margin: 0mm 0mm 0pt"> </p>
<p style="margin: 0mm 0mm 0pt"><span style="span: "> 「野菜がみずみずしい」と評判で、メニューは煮しめといった伝統料理や、利用者の性別や年齢層をふまえて、美恵子さんと考えている。「阿蘇の四季折々の食材でもてなしたい」と英美子さん。メニューはすべて記録し、リピーターが同じメニューにならないよう気を付けている。<br />
</span></p>
<p style="margin: 0mm 0mm 0pt"> </p>
<p style="margin: 0mm 0mm 0pt"><span style="span: "> 料理の締めに出す阿蘇産の米で作るおにぎりも評判だ。冷えてもおいしく、おにぎりに最適といわれる「ミルキークイーン」と「コシヒカリ」をブレンドした米を、昔ながらの「くど」でまきをくべて、羽釜で炊いたご飯をおにぎりにしてふるまう。都会から来た人は、釜で炊いたからこそできる「おこげ」に感動するという。<br />
</span></p>
<p style="margin: 0mm 0mm 0pt"> </p>
<p style="margin: 0mm 0mm 0pt"><span style="span: "> 都会からの利用者が多い「菜の花」。英美子さんは、「『菜の花』の花言葉には、『財産』という意味があり、自分にとっての財産はお客さんです。阿蘇の良さ、田舎の良さを存分に生かして、食事を楽しんでいただき、ゆっくりとくつろいでほしいです」と話してくれた。</span></p>
</div>
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2015-05-01T00:00:00+09:00
2週号 健康志向に照準
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<div><span style="font-size: 16px"><strong>放牧「あか牛」に漢方飼料</strong></span></div>
<div><span style="font-size: 12px"><span style="mso-bidi-font-size: 11.0pt; mso-ascii-theme-font: major-fareast; mso-fareast-theme-font: major-fareast; mso-hansi-theme-font: major-fareast; mso-bidi-font-family: "Times New Roman"; mso-bidi-theme-font: minor-bidi; mso-ansi-language: EN-US; mso-fareast-language: JA; mso-bidi-language: AR-SA"><font color="#000000"> 【宇城支局】自分たちの地域では創意工夫を凝らして自分たちで守っていこう」と話す、美里町で繁殖牛</font><span lang="EN-US"><font color="#000000">23</font></span><font color="#000000">頭、肥育牛</font><span lang="EN-US"><font color="#000000">88</font></span><font color="#000000">頭を経営する明石良生</font><span lang="EN-US"><font color="#000000">(</font></span><font color="#000000">あかいしりょうせい</font><span lang="EN-US"><font color="#000000">)</font></span><font color="#000000">さん</font><span lang="EN-US"><font color="#000000">(57)</font></span><font color="#000000">。同町は県内有数の優良あか牛産地として知られている一方、高齢化や後継者不足による耕作放棄地が多い地域でもある。「耕作放棄地が増えるにつれ、鳥獣害の被害が増え、地域にとって大きな問題となっています」と明石さんは話す。</font></span></span></div>
<div><span style="font-family: Comic Sans MS"> </span></div>
<div> </div>
<div><span style="font-size: 16px"><strong><span style="mso-bidi-font-size: 11.0pt; mso-ascii-theme-font: major-fareast; mso-fareast-theme-font: major-fareast; mso-hansi-theme-font: major-fareast; mso-bidi-font-family: "Times New Roman"; mso-bidi-theme-font: minor-bidi; mso-ansi-language: EN-US; mso-fareast-language: JA; mso-bidi-language: AR-SA"><font color="#000000">出荷6カ月前から給与</font></span></strong></span></div>
<div><span style="font-size: 16px"><strong><span style="mso-bidi-font-size: 11.0pt; mso-ascii-theme-font: major-fareast; mso-fareast-theme-font: major-fareast; mso-hansi-theme-font: major-fareast; mso-bidi-font-family: "Times New Roman"; mso-bidi-theme-font: minor-bidi; mso-ansi-language: EN-US; mso-fareast-language: JA; mso-bidi-language: AR-SA"><font color="#000000">安全・安心を付加価値に</font></span></strong></span></div>
<div> <span style="font-size: 12px"><span style="span: "><span style="span: "> 明石さんは、自身が組合長を務める美里町中央地区和牛生産改良組合を中心に、700アールの耕作放棄地であか牛の放牧に1996年から取り組んでいる。</span></span></span>
<p style="margin: 0mm 0mm 0pt"><span style="font-size: 12px"><span style="span: "><span style="span: "><br />
「放牧開始当初、『自分たちで耕作放棄地を解消するんだ』という思いで、多くの組合員が作業に出て一牧区ずつ牧柵張りをしました。これが結構きつい仕事でしたが、今ではいい思い出になっています。あとは、牛を放せば牛自身がやってくれます。徐々にではありますが、変わり始めていますよ」と明石さん。<br />
</span></span></span></p>
<p style="margin: 0mm 0mm 0pt"> </p>
<p style="margin: 0mm 0mm 0pt"><span style="font-size: 12px"><span style="span: "><span style="span: "> 鳥獣のすみかとなっていた荒廃地は、芝型の草地へと生まれ変わり、鳥獣被害防止へとつながっている。労力・コストの両面で負担が減り、高齢化が進む地方畜産農家の増頭意欲にもつながっている。牛へのストレスも軽減し、健康にいい効果が見られるという。<br />
</span></span></span></p>
<p style="margin: 0mm 0mm 0pt"> </p>
<p style="margin: 0mm 0mm 0pt"><span style="font-size: 12px"><span style="span: "><span style="span: "> 明石さんは10年ほど前から、自身の営む牧場で消費者の健康志向を意識した独自の肥育に取り組んでいる。<br />
</span></span></span> </p>
<p style="margin: 0mm 0mm 0pt"><span style="font-size: 12px"><span style="span: "><span style="span: "> 出荷前の6カ月間、14種類の漢方草などを混ぜ込んだ飼料(漢方飼料)を与える。「程よい脂身と赤身本来のうま味を併せ持つあか牛に、漢方飼料という付加価値を与えることで、安全・安心で、人にも優しい肉質に仕上げています」と自信を見せる。<br />
</span></span></span></p>
<p style="margin: 0mm 0mm 0pt"> </p>
<p style="margin: 0mm 0mm 0pt"><span style="font-size: 12px"><span style="span: "><span style="span: "> この独自の取り組みで、新たな販路開拓にも挑戦している。「あか牛の消費拡大には、流通を意識した牛づくりが必要だと考えています。消費者の方々には安全・安心な『健康和牛』あか牛を多く購入していただきたい。消費が増えれば生産者が潤い、産地のさらなる増頭につながり、地域の活性化にもつながるでしょう」と話す。<br />
</span></span></span> </p>
<p style="margin: 0mm 0mm 0pt"><span style="font-size: 12px"><span style="span: "><span style="span: "> 今後については「耕作放棄地を減らすことで地域に貢献していくことはもちろん、あか牛とともに生きる地域づくりを維持・継続していきたいですね。自分の取り組みを見て、刺激を受けた若い世代に、夢や希望を持てる畜産の基盤をつくり、託していきたいです」と話してくれた。</span></span></span></p>
</div>
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2015-04-01T00:00:00+09:00
4週号 安全・安心と鮮度に自信
http://www.nosai-kumamoto.or.jp/publics/index/70/detail=1/c_id=129/page129=2#page70_129_11
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<div> <span style="font-size: 10.5pt; mso-bidi-font-size: 11.0pt; mso-ascii-theme-font: major-fareast; mso-fareast-theme-font: major-fareast; mso-hansi-theme-font: major-fareast; mso-bidi-font-family: "Times New Roman"; mso-bidi-theme-font: minor-bidi; mso-ansi-language: EN-US; mso-fareast-language: JA; mso-bidi-language: AR-SA"><font color="#000000"><span style="font-size: 10.5pt; mso-bidi-font-size: 11.0pt; mso-ascii-theme-font: major-fareast; mso-fareast-theme-font: major-fareast; mso-hansi-theme-font: major-fareast; mso-bidi-font-family: "Times New Roman"; mso-bidi-theme-font: minor-bidi; mso-ansi-language: EN-US; mso-fareast-language: JA; mso-bidi-language: AR-SA"><font color="#000000"><strong><span style="font-size: 10.5pt">直売所「やさい畑」</span><span style="font-size: 10.5pt">南関町</span></strong></font></span></font></span></div>
<div><span style="font-size: 12px"><span style="mso-bidi-font-size: 11.0pt; mso-ascii-theme-font: major-fareast; mso-fareast-theme-font: major-fareast; mso-hansi-theme-font: major-fareast; mso-bidi-font-family: "Times New Roman"; mso-bidi-theme-font: minor-bidi; mso-ansi-language: EN-US; mso-fareast-language: JA; mso-bidi-language: AR-SA"><font color="#000000"> 【玉名支局】「地域に根ざした安全・安心な農作物を消費者へ届けたい」と話す、南関町にある直売所「やさい畑」経営者の一人、福山正英</font><span lang="EN-US"><font color="#000000">(</font></span><font color="#000000">ふくやままさひで</font><span lang="EN-US"><font color="#000000">)</font></span><font color="#000000">さん</font><span lang="EN-US"><font color="#000000">(47)</font></span><font color="#000000">。同店は「余剰作物がどうにかならないか」と</font><span lang="EN-US"><font color="#000000">1989</font></span><font color="#000000">年に農家</font><span lang="EN-US"><font color="#000000">5</font></span><font color="#000000">人で始めた無人販売がはじまりだ。その後、</font><span lang="EN-US"><font color="#000000">95</font></span><font color="#000000">年に「有限会社やさい畑」を立ち上げた。当初</font><span lang="EN-US"><font color="#000000">25</font></span><font color="#000000">平方メートルの無人販売店は</font><span lang="EN-US"><font color="#000000">500</font></span><font color="#000000">平方メートルの直売所になり、出荷者も</font><span lang="EN-US"><font color="#000000">120</font></span><font color="#000000">人ほどになった。</font></span></span></div>
<div> </div>
<div><span style="font-size: 10.5pt; mso-bidi-font-size: 11.0pt; mso-ascii-theme-font: major-fareast; mso-fareast-theme-font: major-fareast; mso-hansi-theme-font: major-fareast; mso-bidi-font-family: "Times New Roman"; mso-bidi-theme-font: minor-bidi; mso-ansi-language: EN-US; mso-fareast-language: JA; mso-bidi-language: AR-SA"><font color="#000000"><strong><span style="font-size: 10.5pt">イベント時は1000人超す来客</span></strong></font></span></div>
<div><span style="font-size: 10.5pt; mso-bidi-font-size: 11.0pt; mso-ascii-theme-font: major-fareast; mso-fareast-theme-font: major-fareast; mso-hansi-theme-font: major-fareast; mso-bidi-font-family: "Times New Roman"; mso-bidi-theme-font: minor-bidi; mso-ansi-language: EN-US; mso-fareast-language: JA; mso-bidi-language: AR-SA"><font color="#000000"><strong><span style="font-size: 10.5pt">出荷基準つくり品質向上へ</span></strong></font></span></div>
<div><span style="font-size: 10.5pt; mso-bidi-font-size: 11.0pt; mso-ascii-theme-font: major-fareast; mso-fareast-theme-font: major-fareast; mso-hansi-theme-font: major-fareast; mso-bidi-font-family: "Times New Roman"; mso-bidi-theme-font: minor-bidi; mso-ansi-language: EN-US; mso-fareast-language: JA; mso-bidi-language: AR-SA"><font color="#000000"><span style="font-size: 10.5pt">
<p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; mso-pagination: widow-orphan"><span style="font-size: 12px"><span style="mso-ascii-theme-font: major-fareast; mso-fareast-theme-font: major-fareast; mso-hansi-theme-font: major-fareast"> 地元の南関町をはじめ、和水町やみやま市、大牟田市などの生産者が旬の新鮮な作物や加工品を出荷する。多いときには<span lang="EN-US">200</span>~<span lang="EN-US">300</span>人の来客でにぎわい、秋の大収穫祭などのイベント時には千人を超える人出があるという。</span></span><span style="mso-ascii-theme-font: major-fareast; mso-fareast-theme-font: major-fareast; mso-hansi-theme-font: major-fareast"><span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p>
<p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; mso-pagination: widow-orphan"> </p>
<p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; mso-pagination: widow-orphan"><span style="font-size: 12px"><span style="mso-ascii-theme-font: major-fareast; mso-fareast-theme-font: major-fareast; mso-hansi-theme-font: major-fareast"> 昨年<span lang="EN-US">5</span>月、火災で店舗が全焼した。「本当にショックが大きかった。でもね、これまで出荷していた農家の方や多くのお客さんから、励ましの声や『またやってほしい』という声を多くもらって、また頑張ろうと思いましたね。今思うと、火事になったことで、役員も出荷者も結束力がより一層強くなりました」と福山さんは話す。</span></span><span style="mso-ascii-theme-font: major-fareast; mso-fareast-theme-font: major-fareast; mso-hansi-theme-font: major-fareast"><span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p>
<p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; mso-pagination: widow-orphan"> </p>
<p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; mso-pagination: widow-orphan"><span style="font-size: 12px"><span style="mso-ascii-theme-font: major-fareast; mso-fareast-theme-font: major-fareast; mso-hansi-theme-font: major-fareast"> 今年<span lang="EN-US">3</span>月<span lang="EN-US">29</span>日、近隣住民の希望に応えて、野菜だけでなく肉や魚などの生鮮食品なども取りそろえ、リニューアルオープン。<span lang="EN-US">2</span>月の仮店舗時から花苗を出荷している、玉東町の山野さんは「今は切り花がブームみたいだけど、ここでは花苗が本当によく売れます。ありがたいです」と話す。山野さんは直売だけでなく、的確な育て方のアドバイスも欠かさず行うことで、利用者から喜ばれている。</span></span><span style="mso-ascii-theme-font: major-fareast; mso-fareast-theme-font: major-fareast; mso-hansi-theme-font: major-fareast"><span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p>
<p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; mso-pagination: widow-orphan"> </p>
<p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; mso-pagination: widow-orphan"><span style="font-size: 12px"><span style="mso-ascii-theme-font: major-fareast; mso-fareast-theme-font: major-fareast; mso-hansi-theme-font: major-fareast"> 車で<span lang="EN-US">30</span>分かけて来たという利用者は「野菜の詰め合わせが当たって以来、よく来るようになりました。イベントの時は必ず来ています。値段もだけど、とにかく野菜が新鮮なのが一番です」と笑顔を見せた。</span></span><span style="mso-ascii-theme-font: major-fareast; mso-fareast-theme-font: major-fareast; mso-hansi-theme-font: major-fareast"><span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p>
<p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; mso-pagination: widow-orphan"> </p>
<p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; mso-pagination: widow-orphan"><span style="font-size: 12px"><span style="mso-ascii-theme-font: major-fareast; mso-fareast-theme-font: major-fareast; mso-hansi-theme-font: major-fareast"> 「値段よりも新鮮さで勝負の店。だから、もちろん良い品は良い値段をつけています」と福山さん。出荷する作物に関しては農家に任せているが「農薬をなるべく使わないように」など安全に関する呼び掛けを行い、店頭に並ぶ作物の育成方法なども役員で把握するように心掛けている。今後は、出荷基準の作成も考えているという。</span></span><span style="mso-ascii-theme-font: major-fareast; mso-fareast-theme-font: major-fareast; mso-hansi-theme-font: major-fareast"><span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p>
<p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; mso-pagination: widow-orphan"> </p>
<p class="MsoNormal" align="left" style="text-align: left; margin: 0mm 0mm 0pt; mso-pagination: widow-orphan"><span style="font-size: 12px"><span style="mso-ascii-theme-font: major-fareast; mso-fareast-theme-font: major-fareast; mso-hansi-theme-font: major-fareast"> その他、毎日午後に<span lang="EN-US">1</span>回、販売状況を出荷者にメール報告するシステムを導入。出荷者は以前よりも簡単に状況把握ができるようになった。</span></span><span style="mso-ascii-theme-font: major-fareast; mso-fareast-theme-font: major-fareast; mso-hansi-theme-font: major-fareast"><span lang="EN-US"><o:p></o:p></span></span></p>
</span></font></span></div>
<div> </div>
<div><span style="font-size: 10.5pt; mso-bidi-font-size: 11.0pt; mso-ascii-theme-font: major-fareast; mso-fareast-theme-font: major-fareast; mso-hansi-theme-font: major-fareast; mso-bidi-font-family: "Times New Roman"; mso-bidi-theme-font: minor-bidi; mso-ansi-language: EN-US; mso-fareast-language: JA; mso-bidi-language: AR-SA"><font color="#000000"><span style="font-size: 10.5pt"><span style="font-size: 12px"><span style="mso-bidi-font-size: 11.0pt; mso-ascii-theme-font: major-fareast; mso-fareast-theme-font: major-fareast; mso-hansi-theme-font: major-fareast; mso-bidi-font-family: "Times New Roman"; mso-bidi-theme-font: minor-bidi; mso-ansi-language: EN-US; mso-fareast-language: JA; mso-bidi-language: AR-SA"> 無人販売から<span lang="EN-US">27</span>年、設立者の田崎芳憲<span lang="EN-US">(</span>たさきよしのり<span lang="EN-US">)</span>代表、福山さん他<span lang="EN-US">3</span>人の農家は「厳しい農業情勢という同じ立場で、その中でも『安全・安心な作物を消費者に届けたい』という気持ちを持ち続けてきた。それが他にない、農家が作り上げた店『やさい畑』です」と話す。</span></span></span></font></span></div>
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text/html
2015-03-01T00:00:00+09:00
2015年3月4週号
http://www.nosai-kumamoto.or.jp/publics/index/70/detail=1/c_id=129/page129=3#page70_129_34
0
<h3>■独自ブランド「こうさんもん」 <br />
認証制度で町内産に付加価値 -甲佐町</h3>
<div> </div>
<div> 【上益城支局】甲佐町では、同町で生産または加工された食品および工芸品などを町内外にアピールすることを目的に、2012年度から甲佐町ブランド「こうさんもん」の認定を始めた。認定を通じて、町を代表する商品を守り育てていくことで地域の活性化を図り、町が元気になることを目指している。<br />
審査会は商品価値、品質、味、安全性など各方面に精通したプロで構成されているため、認定を受けるのはかなり難易度が高いという。<br />
同町でパン工房ふうさんを営む料理研究家の沼田峰子さん(60)は、特産のニラを使った「中華ニラでスープ」(1箱10個入り1620円)とニラ包子(1個200円)で「こうさんもん」の認定を受けた。これら二つの商品には、材料のほとんどに同町産を使い、甲佐町直売所「ろくじ館」で販売している。<br />
「甲佐町の農作物がもっと有名になればと願っています。特に特産のニラは、とても誇らしく思っていますよ。だからこそ、ニラを使用した商品にこだわっています」と話す。 今後は「農業の後継者がもっと育ってくれて活気のある町になるように、私も食を通じ少しでも協力していきたいですね。これからも大好きな甲佐町をアピールし続けます」と沼田さん。次回の審査会には、新たに「ニラのお焼き」などの申請を予定している。 <br />
(楠田保行・田中泰浩)</div>
<div> </div>
<div style="text-indent: 7em"> <strong><span style="font-size: 16px">問い合わせ先</span></strong></div>
<table style="border-top: #999 2px solid; border-right: #999 2px solid; width: 70%; border-bottom: #999 2px solid; padding-bottom: 0.3em; padding-top: 0.3em; padding-left: 0.3em; margin-left: 5em; border-left: #999 2px solid; padding-right: 0.3em">
<tbody>
<tr>
<td style="padding-bottom: 0.3em; padding-top: 0.3em; padding-left: 0.3em; padding-right: 0.3em">甲佐町直売所「ろくじ館」(甲佐町豊内 719-2)<br />
電話番号 096-234-2828<br />
営業時間 午前7時~午後6時</td>
</tr>
</tbody>
</table>
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text/html
2015-02-01T00:00:00+09:00
2015年2月 4週号
http://www.nosai-kumamoto.or.jp/publics/index/70/detail=1/c_id=129/page129=3#page70_129_42
0
<h3>■地元農家女性が中心になって<br />
野菜の魅力伝える<br />
道の駅や学校などで料理教室</h3>
<div> </div>
<div> 【宇城支局】宇城地方農業女性野菜ソムリエの会(川島ひとみ代表・55歳、22人)では、宇城市松橋町の「道の駅 宇城彩館」で料理教室を開き実演指導を行っている。</div>
<div> </div>
<h3>■宇城地方農業女性野菜ソムリエの会</h3>
<div> </div>
<div> 宇城地方農業女性野菜ソムリエの会は、地元専業農家の主婦らが核となって2009年に結成。メンバー全員が野菜ソムリエの資格を持つ。平成26年度県農業コンクール大会では、「食と農」部門で特別賞を受賞した。<br />
料理教室は「お客さまに地元の農作物を使った料理を食べてもらいたい」という同会の思いと「野菜ソムリエとしてレベルアップしてもらいたい」という宇城彩館の思いが重なって開催されている。<br />
開催時期は8月から2月の間で、月2回程度、金曜日に開催している。野菜ソムリエの資格を持った専業農家の主婦が3人一組になり、交代で実演指導する。<br />
料理教室や実演、試食会では、野菜ソムリエ自ら栽培した旬の野菜を使用。匂いや調理時の音、出来上がりの見た目にも気を配っているという。<br />
「素材の良さを生かすレシピやアレンジを考えることはもちろん、他の開催日と料理が重ならないように心掛けています。家族には何度も試食をしてもらい、感想をもらっていますよ。会の活動に参加できるのも、家族の理解と協力があってこそです。感謝しています」と中塘直美さん(49)。料理を作る際には「服装を整え、手袋も着けるようにしています。子供たちを対象に料理を出すときは、事前にアレルギー体質の子供がいないか調べ、それに対応した料理を作ります」と本村和代さん(53)。<br />
実演会に参加した、宇城市の吉住栄子さんは「野菜の保存方法や料理の仕方、調理後の保存方法なども教えてもらえるので、料理の幅が広がります」と話す。<br />
宇城地方農業女性野菜ソムリエの会では、宇城彩館以外にも学校やPTA、JA婦人部、地域の婦人会などでの料理教室を通して食育活動を行っている。また、保育園や学童保育の子供たちに野菜を使ったおやつなどを提供。レシピ集も年2回発行している。<br />
山本和恵さん(52)は「日本の農作物は、農薬の使用制限や産地表示などがあり、安全・安心です。味もいいので残さず食べてもらいたいですね。来年度もこの料理教室を開催することはもちろん、昔の人の知恵が詰まった伝統料理や郷土料理を、若い人に伝えていかなければならないとも思います」と話してくれた。<br />
(竹下嘉広・小山徹)</div>
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text/html
2015-01-01T00:00:00+09:00
2015年1月4週号 おいしさ 伝えたい
http://www.nosai-kumamoto.or.jp/publics/index/70/detail=1/c_id=129/page129=3#page70_129_41
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<div><strong><span style="font-size: 16px">■野菜農家・男女15人で結成</span></strong></div>
<div><strong><span style="font-size: 16px"> 料理考案や出荷先で試食会 </span></strong></div>
<div> </div>
<div>【熊本市支局】「熊本野菜のおいしさ、料理の楽しさ、おいしく食べる楽しさを多くの人に伝えたい」――。<br />
JA熊本市野菜ソムリエ会では、さまざまなイベントで野菜の魅力を伝える活動に取り組んでいる。<br />
<br />
<strong><span style="font-size: 16px">■JA熊本市野菜ソムリエ会</span><br />
</strong><br />
野菜ソムリエとは野菜・果物の栄養や品質、食べ方などについての知識を持つスペシャリストで、日本野菜ソムリエ協会が認定する民間資格だ。料理教室の講師やレストラン経営者、農家などが資格を取得。野菜の知識を生かして多くの場で活躍している。<br />
JA熊本市野菜ソムリエ会は熊本特産野菜を栽培する農家が集まり2012年1月に結成された。現在の会員は女性11人、男性4人の計15人で、熊本野菜を使った新しいレシピ作りやJAが出荷する取引先への試食宣伝会を中心に活動している。<br />
熊本市南区並建町でナス56アールを栽培する同会の西村和洋会長(41)は、結成について「ただ、野菜を作るだけではいけないと思っていました。作る以上はいいものを作りたいし、野菜のことにも詳しくないといけない。そして、おいしく食べる料理方法なども伝える必要がある。結果的に野菜の消費拡大につながればと会の立ち上げに参加しました」と話す。<br />
去年の11月に開催されたJA熊本市の「農業祭」では、地元野菜をたっぷり使った「ラタトゥイユ風野菜の煮込み」と「さつまいものポタージュ」を提供した。開催当日は多くの人でにぎわい、試食に提供した2品とも「たくさんの野菜が取れるので子供に食べさせたい」「野菜それぞれの味がよく出ておいしい」と好評。3千枚用意したレシピは、追加印刷し配布したほどだった。「みんなでアイデアを出し合い、検討して決めた料理だったので、喜んでいただいて本当に良かったです」と西村会長は振り返る。<br />
今後について「今のところ料理法を中心に勉強会をやっていますが、生産者としての目線でもっと野菜の知識を深め理解する必要があります。そのため産地へ出向いて生産者同士の交流をしたいと思っています。会員も増やして野菜の魅力をもっとたくさんの人へ伝えていきます」と話している。<br />
(田中恭徳)</div>
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text/html
2014-12-01T00:00:00+09:00
2014年12月2週号(1) 安心して食べて
http://www.nosai-kumamoto.or.jp/publics/index/70/detail=1/c_id=129/page129=3#page70_129_40
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<div><strong><span style="font-size: 16px">■</span></strong><strong><span style="font-size: 16px">ベーグル専門店を経営</span></strong></div>
<div> </div>
<div> 【球磨支局】「美容と健康に役立つベーグルです」と話す、あさぎり町須恵でベーグルを専門に販売する「natural SOY BAGEL ベーグルの樹」代表の川口善枝さん(50)。別の場所でマッサージ店を開いていたとき、パンが好きだったことから、店内にベーグルのカフェを併設していた。売れ行きが良かったため、ベーグルを専門に扱うことを決意した。</div>
<div> </div>
<div>■<span style="font-size: 16px"><strong>川口 喜枝さん(あさぎり町)</strong></span></div>
<div> </div>
<div><span style="font-size: 16px"><strong> </strong></span> 川口さんは、ベーグルの製造・卸売りを6年前に開始。はじめのころはベーグルそのものがなかなか浸透せず、卸先から「ベーグルって何?」と聞かれることもあったという。販路拡大のため、東京に何度も足を運んだが、注文が数万個単位のために供給できず諦めることもあった。<br />
そんな中、マッサージ店経営時の利用者から直売の要望が多くあり、今年9月3日の販売店オープンに至った。<br />
原材料への思い入れが強い川口さん。生地に練り込む豆乳やゴボウ、カボチャ、紫芋、ホウレンソウなどは、地元あさぎり町産を使用。ブルーベリーは、無農薬の自家産だ。「地元産の野菜や、無農薬の果物です。安心しておいしいベーグルを提供できます」と自信を見せる。<br />
ベーグルは、生地に小麦粉を使う。卵、牛乳、バターを一切使用していないため、低カロリーだ。「炭水化物や植物性タンパク質、ビタミン、ミネラルがバランスよく含まれているため、美容と健康にいいですし、主食用としてしっかり食べられますよ」。顧客からの評判も上々で、買いにきた町内の女性は「食感がしっとり、もっちりしていて、豆乳と野菜の風味が合わさった、素朴なおいしさを楽しめます」と話す。<br />
ベーグル単体のほかに、B・L・Tサンド、アボガドとトマトとチーズのサンドといったベーグルサンドを15種類そろえている。「ベーグルサンドは注文を受けてから作るので、出来たて・あつあつをお楽しみいただけます」<br />
現在は地元の高校や病院の売店、球磨郡内のスーパーなどへの卸しも手掛けている。「将来的には、販売店に隣接する施設を整備して、ベーグルカフェを開設したいですね」と話してくれた。 <br />
(高澤和子・早川敬)</div>
<div> </div>
<div> ・店休日 ・・・ 日曜、月曜、祝日</div>
<div> ・営業時間 ・・・ 午前11時~午後4時</div>
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2014-12-01T00:00:00+09:00
2014年12月2週号(2)
http://www.nosai-kumamoto.or.jp/publics/index/70/detail=1/c_id=129/page129=3#page70_129_39
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<div><span style="font-size: 16px"><strong>■規格外ミニトマトをもなかアイスに</strong></span></div>
<div><span style="font-size: 16px"><strong> 新食感をたのしんでほしい</strong></span></div>
<div><span style="font-size: 16px"><strong> トマ・トーヤの冒険 八代地域</strong></span></div>
<div><br />
【八代支局】八代地域4Hクラブの若手トマト農家4人のグループ「トマ・トーヤの冒険(代表=岡田健志郎さん、28歳)」が、八代のトマトのPRに向け規格外のミニトマトで「完熟トマトのもなかアイス(300円)」を作った。<br />
岡田さんは「八代のトマトは夏場に出荷がありません。そのため、夏に観光で来た人にもおいしく食べてもらおうと作りました。八代地域の夏のPRアイテムとして取り組んでいます」と話す。<br />
グループの2人が持っている野菜ソムリエの資格を生かし、知恵と知識を出し合い、試行錯誤して赤みを帯びた完熟トマトもなかアイスを完成させた。「アイスにはミニトマトを丸ごと使い、種まで入っているので、新しい食感が楽しめますよ」と岡田さんは自信を見せる。<br />
カップに入ったアイスではありきたりだと思い、手に取って食べやすい、もなかアイスにしたという。熊本県が進める「くまもとの赤」ブランドに登録。パッケージにも力を入れ、くまモンのデザインで熊本らしさをアピールしている。「お土産にもぴったりですよ。要望があれば、アイスだけの販売も対応します」<br />
完熟トマトもなかアイスは、八代郡市の3店舗で販売。やつしろTOMATOフェスタや東京の銀座熊本館で対面販売し、人気を集めている。<br />
今後については「年間販売目標は千個です。八代のトマトをもっと知ってもらうように、これからさまざまなイベントに参加していきたいです」と話してくれた。<br />
(岩山秀幸・米田一将)<br />
<br />
・販売店 ・・・ 道の駅「竜北」、八福商店、よかとこ物産館</div>
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text/html
2014-11-01T00:00:00+09:00
2014年11月4週号
http://www.nosai-kumamoto.or.jp/publics/index/70/detail=1/c_id=129/page129=4#page70_129_38
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<div><strong><span style="font-size: 16px">■新鮮な自家産野菜の料理を提供</span></strong></div>
<div><strong><span style="font-size: 16px"> 地域の人が気軽に集う店へ</span></strong></div>
<div><strong><span style="font-size: 12px"> 桑原 県一さん、美穂子さん・錦町</span></strong></div>
<div> </div>
<div> 【球磨支局】「たくさんの人に自家産野菜のおいしさを届けたい」と話す、「Farmer's Cafe SAKURI - 咲莉 -」を経営する、錦町の桑原県一さん(39)と美穂子さん(41)夫妻。3年前に県外から帰郷し、実家で農業を始めた。<br />
採れたて野菜を使った料理を多くの人に食べてもらいたいと、今年9月3日に店をオープンした。<br />
SAKURIは実家の牛舎を改装した店舗で、桜島の溶岩レンガを使った窯でピザを焼く。ピザの生地は手作りで、自家産トマトを使ったピザソースの他、採れたての自家産野菜を使用している。その日に採れた野菜で決まる「気まぐれピザ」「気まぐれパスタ」も好評だ。<br />
「現在は店が忙しく、農業がおろそかになっています。トマトの収穫量が例年の3分の1に減ってしまった時もあったので、農業と経営の両立が難しいと感じました。西洋野菜についてもっと勉強し、力を入れて取り組みたいです」と県一さん。また「多くの農家から集めた野菜で、安くておいしい料理を提供し、地域の人が気軽に集まれるような、にぎやかな店を目指したいです」と話してくれた。<br />
(松舟政浩、大門裕典)</div>
<div> </div>
<div style="text-indent: 10em"> <strong style="font-size: 16px">問い合わせ先</strong></div>
<table style="border-top: #999 2px solid; border-right: #999 2px solid; width: 70%; border-bottom: #999 2px solid; margin-left: 5em; border-left: #999 2px solid">
<tbody>
<tr>
<td style="padding-bottom: 0.3em; padding-top: 0.3em; padding-left: 0.3em; padding-right: 0.3em">Farmer's Cafe SAKURI - 咲莉 - (〒868-0302 熊本県球磨郡錦町一武錦町一武 4018)<br />
電話番号・・・0966-38-0390<br />
営業時間・・・午前11時~午後5時、午後6時~午後9時(夜は完全予約制)<br />
定休日・・・不定休(基本的に月曜日)</td>
</tr>
</tbody>
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2014-10-01T00:00:00+09:00
2014年10月4週号 チャンスを生かそう
http://www.nosai-kumamoto.or.jp/publics/index/70/detail=1/c_id=129/page129=4#page70_129_43
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<div><strong><span style="font-size: 16px">■農家女性の地位向上に奔走</span></strong></div>
<div><strong><span style="font-size: 14px"> 石原 由紀さん(玉名市)</span> </strong></div>
<div> </div>
<div> 【玉名支局】「農家の妻たちで地区の組織『若妻会』(現在名『アグリウーマン』)を結成した当初は、気晴らし程度の集まりのつもりでした」と話す、玉名市和水町(旧菊水地区)の石原由紀さん(55)。農業委員などの活動を通じて、地域の農家女性の地位向上のために力を尽くしている。<br />
当初は地区の集まり程度の予定だったアグリウーマンの活動で、いろいろな人と出会い、付き合いが深くなっていった石原さん。県の農業女性アドバイザーや地区の農業委員会委員を任されるようになった。「いろんな役をしているおかげで、付き合いが広がりました。以前は遠い存在だった人とも、声を掛けられる関係になりましたよ」<br />
現在は、各地区の農業女性アドバイザーでつくる「ひまわりクラブ」で活動。同クラブには、野菜ソムリエの資格をもつメンバーや農家レストランを営むメンバーなどがいる。各地区が勉強の内容を決めて月に1回、勉強会を開催。石原さんは、アグリウーマンメンバーに教えたいと思った内容は持ち帰り、勉強会を開催している。<br />
農業委員での活動や役を通して、所有権移転や農地の転用、交付金の制度など、男性なら常識的に知っている情報でも女性は知らないと感じることが多いという。「女性も知っておく必要があると思います。知ることで知識が増え、女性の地位も上がると思います。制度などを知らない多くの女性に広めていきたいです」と話す。<br />
役を通じて、小野県副知事ともつながりができた石原さん。副知事は「女性は特に、役を引き受けるのに引け目を感じるかもしれない。『私なんかでよかったら』でもいいから引き受けた方が、女性の地位も上がる。肩書きを持ちなさい」と話したという。<br />
石原さんは後継者不足や女性の認定農業者が少ないことが気になっているといい、「やっぱり一番は農業でもうからないと、農業をしようと思う人は出てこないです。親がいつも『きついきつい』『農業は赤字だ』と言っていれば、子供が後を継ぐわけがないですよ。一緒に勉強し合える仲間と勉強のできる機会・環境も必要です」と力をこめる。<br />
和水町は、離農が原因の耕作放棄地が増えてきている。「昔はハウスに行く途中に、いろんな人と会えたのに、今は人が少なくなって、とても寂しく感じます」と石原さん。九州自動車道のインターチェンジが近い立地条件を生かして、都会の人たちに農業を体験してもらえるよう「田植え体験」などを計画し、少しでも農業に触れる機会をつくれないかと考えている。<br />
「何かを始めて、良い方にいくように進めなん! チャンスはみんな平等にあります。そこに気づくか生かすかの違いしかないと思いますよ。今後もチャンスを生かし、活動していきます」と話してくれた。<br />
(長迫美沙)</div>
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2014-09-01T00:00:00+09:00
2014年9月4週号 「阿蘇の恵み」をここから
http://www.nosai-kumamoto.or.jp/publics/index/70/detail=1/c_id=129/page129=4#page70_129_45
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<div><strong><span style="font-size: 16px">■公民一体の地域ブランド「然」 ― 阿蘇市 </span></strong></div>
<div> </div>
<div> 【阿蘇中部支局】昨年10月に、阿蘇市が公民一体となって阿蘇の恵みを発信し、地域振興と観光の象徴として「然」というブランドを立ち上げた。「然」には、阿蘇ならではの自然風土やものを活かした創意工夫する地元のメンバー約109人が認定されていて、メンバーの一人で肉牛農家の橋本凌さん(22)は「認定されたことで励みになり、これから地域を引っ張っていこうという気持ちになりました」と意気込みを見せる。<br />
今年8月8日には、阿蘇の特産物や手芸品をより多くの人に知ってもらおうと「shop & café zen」をオープン。菓子や工芸品、農産物までさまざまな品を取り扱い、四季に合わせて新商品を提供していく予定という。<br />
売れ筋は期間限定品の「然」銘柄の一番茶を使用した茶と、ふたを開けた瞬間から甘い香りが漂うイチゴの果汁入り飲料水。計120本が1日で売り切れることもある。<br />
1日5個限定の弁当は「お食事処 菜の花」の田中さん親子が、米や野菜の生産から調理まですべてを行う。非常に精密な手作り竹とんぼは安定して高く飛び、子供を中心に人気があり、製造が追いつかないこともあるという。<br />
同カフェを初めて訪れた地元の女性2人は「外から様子が見えるので入りやすく、雰囲気もやわらかくていいですね」「オープンカフェ形式のお店はこの辺りには少ないので、また来たくなりました」と笑顔を見せる。<br />
従業員の園田りさ子さん(24)は「こちらでゆったりしていただいたお客さまには、ぜひメンバーの牧場や店を訪れていただき、より身近に阿蘇を感じてもらいたいですね」と話してくれた。<br />
(佐藤洸一郎、髙本靖隆)</div>
<div style="text-indent: 10em"> <strong style="font-size: 16px">問い合わせ先</strong></div>
<table style="border-top: #999 2px solid; border-right: #999 2px solid; width: 90%; border-bottom: #999 2px solid; padding-bottom: 0.3em; padding-top: 0.3em; padding-left: 0.3em; margin-left: 1em; border-left: #999 2px solid; padding-right: 0.3em">
<tbody>
<tr>
<td style="border-right: #999 1px solid; vertical-align: top; padding-bottom: 0.3em; padding-top: 0.3em; padding-left: 0.3em; padding-right: 0.3em">
<div><strong> 阿蘇市役所観光まちづくり課 </strong><br />
電話番号 ・・・・ 0967-22-3174<br />
メールアドレス・・ zen@city.aso.lg.jp</div>
</td>
<td style="padding-bottom: 0.3em; padding-top: 0.3em; padding-left: 0.3em; padding-right: 0.3em"><strong> shop & café zen</strong><br />
座席30<br />
阿蘇市内牧温泉阿蘇プラザホテル敷地内<br />
電話番号 ・・・・ 0964-32-3930<br />
ホームページ ・・ <a target="_blank" href="http://aso-zen.com/about_zen/">http://aso-zen.com/about_zen/</a></td>
</tr>
</tbody>
</table>
<div> </div>
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2014-08-01T00:00:00+09:00
2014年8月2週号 地域の農を支える人材に
http://www.nosai-kumamoto.or.jp/publics/index/70/detail=1/c_id=129/page129=4#page70_129_44
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<div><span style="font-size: 16px"><strong>■</strong></span><span style="font-size: 16px"><strong>熊本県立農業大学校</strong></span></div>
<div><span style="font-size: 16px"><strong> 2年次には国内外で派遣研修 </strong></span></div>
<div> </div>
<div> 【菊池支局】熊本県立農業大学校 (松尾栄喜校長、1978年開設、1年生78人、2年生71人) は、農業公園や農業研究センターの近くにあり、周辺には牧草地やクヌギ林が広がる自然環境に恵まれた場所にある。地域農業の振興に貢献する優れた農業後継者の育成を目標とし、現在までに約3000人の卒業生を送り出している。<br />
県立農業大学校には三つの学科と六つのコースがあり、午前は講義、午後は実習でそれぞれの専門性を高める学習が組まれている。学生は各自テーマを定め、1年次から2年次にかけてプロジェクト研究を行い、卒業論文を作成。学生の6割が農業高校出身で、半数近くの学生が卒業後に就農している。<br />
農産園芸学科花きコースの堤亮介さん(2年・19歳)は「高校は普通科だったので農大に入って毎日が新鮮です。プロジェクト研究のテーマは、実家で栽培しているトルコギキョウを選び、異なる栽培方法が生育や開花に及ぼす影響について研究しました。これから発表に向けてまとめていきます」と話す。<br />
子供のころから実家の肥育や繁殖牛の飼育の手伝いをしている、畜産学科肉牛コースの藤木亨大さん(2年・19歳)は「ここでは、いろいろな資格を取得できるのが魅力です。入学してすぐ、大型特殊運転免許やけん引運転免許を取りました。この夏には人工授精師の講習があるので、資格を取って、将来に生かしたいです」と意欲を見せる。<br />
</div>
<div><span style="font-size: 16px"><strong>■営農に役立つ資格の取得も</strong></span><br />
<br />
県農業大学校では、産業用無人ヘリコプターオペレーターや危険物取扱責任者など、最大で13の資格を取得することができる。農大は2006年に専修学校として位置付けられたことから、07年3月の卒業生から専門士の称号が与えられ、4年制大学への編入も可能になっている。<br />
また、年中行事も充実している。2年次には農家派遣研修に加え海外派遣研修もあり、さまざまな農家経営について見識を深めることができる。他にもスポーツ大会や学園祭の「黒石原祭」なども行われる。黒石原祭では、学生が栽培した野菜や加工品を販売し、毎年多くの利用者でにぎわいを見せている。<br />
野菜学科野菜Bコースの廣岡侑成さん(2年・19歳)は「九州5県の農大で競うスポーツ大会では、高校時代から続けているバドミントンで個人、団体ともに優勝しました。黒石原祭で販売するスイカの種子を播いたりして、学生生活がとても充実しています」と話す。<br />
同大学校では、全学生が敷地内の耕志寮で2年間の寮生活を送る。仲間とのつながりを深め、卒業後も交流を続けていく。<br />
「『GO FOR IT!』フィールドに出て学びたい高校生のみなさん、平成27年度の学生を募集中です」と教務課の坂本教授は呼びかける。<br />
(坂梨明廣、山本佳代)</div>
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2014-04-01T00:00:00+09:00
2014年4月2週号 日当たり見極め良品生産
http://www.nosai-kumamoto.or.jp/publics/index/70/detail=1/c_id=129/page129=4#page70_129_52
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<div><span style="font-size: 16px"><strong>■農閑期に原木シイタケ</strong></span><span style="font-size: 16px"><strong> </strong></span></div>
<div><span style="font-size: 14px"><strong> 沼田 保広さん ― 芦北町</strong></span><br />
<br />
【芦北支局】「自然のままにこだわって栽培しています」と話す、芦北町の沼田保広さん(57)。5年前から農閑期にシイタケを栽培している。<br />
シイタケ栽培は、12月中旬に原木のクヌギを伐採し、葉や枝を付けたまま3カ月寝かせ、乾燥させる。その後、1.2メートルほどの長さに玉切りし、ドリルで穴を開け、シイタケ菌の入った種駒を打ち込む。それを積み上げておき、翌年の夏ごろに立て掛け、秋からの収穫となる。<br />
「原木に日が当たりすぎない方がいいんですが、日陰すぎても、原木が腐ってだめになってしまいます。そのため、積み上げや立て掛ける場所の選別が難しいですね」と沼田さん。<br />
原木を伐採する場所は、玉切りや駒を打ち込む作業場から標高300メートルほど山の上にある。伐採した原木は、沼田さんが重機で整備した作業道を、運搬車を使って10~15往復して運ぶ。「伐採した原木を運搬車に載せるのが重労働です。運搬車で山を下る際も、事故など起こさないよう、細心の注意を払いますね」と話す。<br />
栽培するに当たっては、指導員がいたわけではなく、沼田さんのほぼ独学だという。「高校生の時に、授業でシイタケ栽培に触れましたから、不安はありませんでした」。収穫したシイタケは、地元のスーパーに出荷する。完全無農薬ということもあって、消費者の評判は上々だ。<br />
「水稲も栽培していますが、なるべく農薬を使用しない、自然栽培にこだわっています。シイタケ栽培に取り掛かったのも、完全無農薬で栽培できるからですよ」と話し「これからも、消費者に喜ばれる、安全で安心なシイタケを栽培していきたいです」と話してくれた。<br />
(早川敬)</div>
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2013-09-01T00:00:00+09:00
2013年9月2週号 地元農家の発展も考えて
http://www.nosai-kumamoto.or.jp/publics/index/70/detail=1/c_id=129/page129=5#page70_129_51
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<div><span style="font-size: 16px"><strong>■</strong></span><span style="font-size: 16px"><strong>筑陽ナス</strong></span></div>
<div><span style="font-size: 14px"><strong> 木山 英樹さん 植木町</strong></span></div>
<div><br />
【鹿本支局】「筑陽ナスとの出会いが人生の転機」と話す、植木町の木山英樹さん(33)。両親はスイカ主体の専業農家だったが、学生時代は就農を考えなかったという。<br />
アパレル業界に就職し、仕入れ・販売などを担当。異業種で働くことで、自ら経営を行うことができる農業に魅力を感じ、両親から誘いもあり、25歳で就農を決意した。<br />
両親や地域の先輩、農協指導員に基礎から学び、県や部会の勉強会にも積極的に参加。その中で、厳寒期に尻太果実が出にくく、夏場も奇形果の発生が少ない「筑陽ナス」を知る。周年栽培で経営安定を目指していた木山さんの考えと合致した。<br />
1年半後、経営を任されたのを機に基幹作物を筑用ナスに切り替え、周年出荷に取り組み始めた「安定生産するために定植を促成と夏秋に分け、4本仕立てによる成り疲れを抑制するための追肥、減農薬など品質管理を徹底した」と木山さん。その結果、東京の飲食店との契約が実現した。<br />
昨年には、テレビの全国放送で筑陽ナス栽培に取り組む様子が放映され、多くの問い合わせがあった。また、入塾した「くまもと農業経営塾」では、経営ビジョンが認められ、講師の紹介で大手企業との販売契約も決まった。今秋には、関東地区をはじめ数十店舗との契約販売が決定している。<br />
木山さんは、農業生産法人「株式会社ナチュラルワークス」を今年6月に設立。ナス(80アール)、スイカ(30アール)、水稲(80アール)を栽培し、従業員は家族6人のほか、パート2人を雇用し、地域の雇用促進にも取り組む。<br />
「信頼関係を確立するために法人化を選択し、社会的責任も増えました」と木山さん。今後は、ナスの周年出荷に加え、地域の農家で栽培する野菜の販売・受注生産を行い、地場ルートの開拓や規模拡大に意欲をみせる。<br />
(山下秀昭・浦部真治)</div>
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2014-07-01T00:00:00+09:00
2014年7月4週号 安心して味わってほしい
http://www.nosai-kumamoto.or.jp/publics/index/70/detail=1/c_id=129/page129=5#page70_129_46
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<div><span style="font-size: 16px"><strong>■地場産食材使い家庭料理</strong></span></div>
<div><span style="font-size: 16px"><strong> だっこひゃーご・山鹿市</strong></span></div>
<div> </div>
<div> 【鹿本支局】山鹿市平山温泉郷に農家レストラン「だっこひゃーご(石井健一代表)」がある。県の夢チャレンジ事業の補助を受け、2012年3月にオープンした。<br />
現在、4人の地元女性が腕を振るい、家庭の味を提供している。食材は平小城地区特産の「菜の花米」や旬の野菜で、化学調味料は一切使わない。「ヨモギや紫イモなどを練り込んだ団子が入っただご汁は、女性に人気ですよ。りんどうポークを使った定食もおすすめです」とリーダーの山本輝子さんは話す。<br />
店名の由来は、地元の言葉で「抱っこの子、ハイハイする子」の意味。「小さいお子さんから安心してみんなおいで」という意味で名付けられた。<br />
石井さんは平山温泉観光協会の事務局長も務めており「平山温泉は、県外からのお客さまも多く、美肌の湯で有名です。県外の方にも、ぜひ地元の味を楽しんでいただきたいです。また、美しい景観を生かし、遊歩道を造りたいですね」と話す。<br />
今後について山本さんは「この地区でもこれから高齢化が進むので、町内を中心にした宅配弁当を作っていきたいです」と話してくれた。<br />
(宮野勇介・渕上隆司)</div>
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2014-06-01T00:00:00+09:00
2014年6月4週号 若い世代に魅力伝えたい
http://www.nosai-kumamoto.or.jp/publics/index/70/detail=1/c_id=129/page129=5#page70_129_53
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<div><span style="font-size: 16px"><strong>■かんきつ加工</strong></span><span style="font-size: 16px"><strong> </strong></span></div>
<div><span style="font-size: 14px"><strong> 水野 美奈子さん ― 上天草市<br />
</strong></span></div>
<div> </div>
<div> 【天草支局】「若い人のかんきつ離れが増える中、少しでもかんきつ類の爽やかな風味を知ってもらいたいと思い始めました」と話す、上天草市大矢野町の水野美奈子さん(50)。今年4月に1次加工品作りを中心とした加工品工房「みずの果樹園」をオープンした。美奈子さんは、夫の武晴さんとともに「パール柑」や「河内晩柑」など6品種を栽培。「温暖な気候と青い海に囲まれた天草の、安全で安心なミカン作りを心掛けています」と話す。<br />
冷凍パール柑のむき身(パック入り)や晩柑果汁、晩柑ピール、ゼリー、シャーベット、三柑ジャム(パール柑、晩柑、不知火)などの商品を製造販売している。「中でも2月に収穫した完熟パール柑のむき身は、爽やかな風味と程よい酸味がマッチしています。あっさりしていて夏場に人気がありますよ」<br />
地域の高齢化で果樹生産者が減少している中、加工品の需要が増えれば若い栽培農家も増えるのではと期待している美奈子さん。「今は出荷先が業者やケーキ屋さんなど1次加工品としての販売が中心です。7月からホームページを開始し、一般消費者向けの販売も行っていこうと思っています」と話してくれた。<br />
(吉村望・髙尾公宏) </div>
<div> </div>
<div style="text-indent: 10em"> <strong style="font-size: 16px">問い合わせ先</strong></div>
<table style="border-top: #999 2px solid; border-right: #999 2px solid; width: 70%; border-bottom: #999 2px solid; padding-bottom: 0.3em; padding-top: 0.3em; padding-left: 0.3em; margin-left: 5em; border-left: #999 2px solid; padding-right: 0.3em">
<tbody>
<tr>
<td style="padding-bottom: 0.3em; padding-top: 0.3em; padding-left: 0.3em; padding-right: 0.3em">
<div><strong>みずの果樹園</strong></div>
<div>電話番号 ・・ 0964-56-2154<br />
ホームページ ・・・ <a target="_blank" href="http://mizunokazyuen.com/">http://mizunokazyuen.com/</a></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
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2013-07-01T00:00:00+09:00
2013年7月2週号 輝いてます
http://www.nosai-kumamoto.or.jp/publics/index/70/detail=1/c_id=129/page129=5#page70_129_50
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<div><span style="font-size: 16px"><strong>■農家の皆さんからいい刺激</strong></span></div>
<div><span style="font-size: 16px"><strong> 冨野 志穂梨さん ― 山鹿市</strong></span></div>
<div> </div>
<div> 【鹿本支局】「人と接することが好きで、笑顔を忘れず接客しています」と話す、冨野志穂梨さん(23)。JA鹿本の鹿本町支所に勤務している。<br />
体を動かすことが好きで、週に2、3日スポーツジムに通い、バドミントンやプールなどで汗を流す。<br />
休日は友達と買い物やドライブしたり、地域のイベント、職場のスポーツ大会にも積極的に参加している。<br />
理想の男性は「気を使わず、ずっと笑ってられる楽しい人がいいですね」と笑顔で話す。<br />
農業については「暑い時も寒い時も、毎日一生懸命働いておられる姿を見聞きすることで、私もこのくらいで負けては駄目だと勇気づけられます。仕事に取り組む姿勢などでも刺激を受け、とても勉強になります」と話してくれた。<br />
(宮村重信)</div>
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2013-06-01T00:00:00+09:00
2013年6月4週号 輝いてます
http://www.nosai-kumamoto.or.jp/publics/index/70/detail=1/c_id=129/page129=5#page70_129_49
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<div><span style="font-size: 16px"><strong>■日本にとって農は財産</strong></span></div>
<div><span style="font-size: 16px"><strong> 那須 美波さん―美里町</strong></span></div>
<div><span style="font-size: 16px"><strong><br />
</strong></span> 【宇城支局】那須美波さん(22)は4月から美里町役場住民課砥用庁舎の総合窓口係として勤務している。<br />
「明るい笑顔とあいさつ、一言一言に思いやりの気持ちを込めて対応することを心掛けています」と美波さん。<br />
休日は、友人たちとスポーツ観戦に出かけるのが楽しみ。ロアッソ熊本の熱心なファン。「彼と一緒にスポーツ観戦デートなんてすてきですね」とほほを赤らめる。<br />
美波さんの実家は兼業農家。「外国産に比べ、国産の農作物はおいしさも安全性もやはり違いますね。日本の農業、守るべき財産だと思います」と話してくれた。<br />
(藤本智也)</div>
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2013-05-01T00:00:00+09:00
2013年5月4週号 輝いてます
http://www.nosai-kumamoto.or.jp/publics/index/70/detail=1/c_id=129/page129=6#page70_129_48
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<div><span style="font-size: 16px"><strong>■農業の勉強に一生懸命<br />
有馬 和さん ― 八代市</strong></span></div>
<div> </div>
<div> 【八代支局】JAやつしろ本所営農部に勤務する有馬和さん(18)。今年4月に社会人になったばかりで「高校生活とは全く違う雰囲気なので戸惑っていますが、周りの皆さんが優しいので、楽しく仕事をさせてもらっています」と話す。<br />
休日は、車で出掛けるのが楽しみ。免許を取って日が浅く、あまり遠出をしたことがないことから「阿蘇へドライブに行ってみたい」と和さん。<br />
将来の夢は、25歳までに結婚して、楽しい家庭を持つこと。<br />
「これから頑張って料理が上手になりたい」<br />
八代はトマトの産地。「私もトマトが大好きです。農業のことはまだ詳しくないですが、これから一生懸命勉強したいです」と、営農担当としての意気込みを笑顔で話してくれた。<br />
(村上和子・藤瀬雅也)</div>
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2013-04-01T00:00:00+09:00
2013年4月2週号 耕作放棄地を再生
http://www.nosai-kumamoto.or.jp/publics/index/70/detail=1/c_id=129/page129=6#page70_129_47
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<div><span style="font-size: 16px"><strong>■期待のIターン就農者</strong></span></div>
<div> </div>
<div> 【鹿本支局】新たな土地へ移り住み就農する「Iターン」と呼ばれる新規就農者が、近年増加傾向にある。サラリーマンとして働きながら、子供のころから家庭菜園などを通して農業に魅力を感じ続けていた川原輝大さん(34)は、県境を越えて山鹿市鹿北町荒平地区で新規就農を果たし、耕作放棄地の再生に力を注ぐ。</div>
<div><br />
<span style="font-size: 16px"><strong>■地域の理解と協力を得て</strong></span></div>
<div><span style="font-size: 16px"><strong> 生産部会に参加し技術取得</strong></span><br />
</div>
<div> 「大きなクリ、立派なタケノコが収穫できた時はうれしいですね」と話す川原さん。山鹿市鹿北町荒平地区で、耕作放棄地の再生に取り組んでいる。<br />
福岡県筑後市のサラリーマン家庭に育ち、農業に縁のなかった川原さん。幼いころから家庭菜園で野菜を育て収穫することが楽しく、将来は農業で生計を立てたいとの思いが生まれたという。31歳の時に耕作放棄地のことを知り、その耕地を借り受けようと、就農を決め会社を辞めた。<br />
しかし、農業経験が全くない川原さんに農地を貸してくれる農家はなかなか見つからず、ようやくたどり着いたのが鹿北町だった。260アールを借り、タケノコ、クリ、ナスを昨年から生産している。<br />
地域の人は、農具を無償で提供したり、堆肥作りを教えたりと支援を惜しまない。河原さんは「農業経営は思っていた以上に難しく、諦めかけたときもあったが、地域の人や行政、農協の励ましを受け、続けることができた」と振り返る。各生産部会にも参加し、技術の習得に余念がない。<br />
同地区の鬼塚睦夫さん(55)は「増加の一途をたどる耕作放棄地は、単に耕作面積の減少だけでなく、イノシシ害の増加などの問題を生んでいます。川原さんのようなIターン者が果たす役割は大きいですよ」と期待を込める。<br />
今後の計画は「家族が安心して生活できるように、収入を安定させたいです。知識や技術を早く習得し、規模拡大を図っていきたいですね」と意欲的だ。<br />
(牧野かよ子)</div>